MRLとして活動した昨シーズン、人生で2度とは無いかもしれない貴重な経験を一年間通して得ることができた。楽しいことも苦しいことも色々あった気がするが筆不精のため一切の記録をつけておらず、数年後に思い出せるかが怪しいので今のうちにまとめて備忘録をつけておきたいと思う。基本的には井川さんか原根さんの振り返り放送なり記事なり見れば大体補完できるが、それぞれと違うデッキを選んだことも多いので。
『ゼンディカーの夜明け』リーグ・ウィークエンド1 2020.10.26
なんやかんやあってライバルズリーグ総勢48人に潜り込み、一年間リーグプレイヤーとして戦うことになった。1リーグ12試合を7回、年間84試合で勝ち点を貯めていく。最終上位4人がMPLへ昇格、その下16人がMPL上位と入れ替え戦、更にその下16人がMPL下位と入れ替え戦、下位12人はクビ。
基本は入れ替え戦目指してコツコツ頑張っていくイメージ、クビにならないように頑張りましょう。
調整チームは同じくリーグメンバーかつkusemonoの生き残り、井川良彦さん、佐藤レイさん、あんちゃん(高橋優太さん)の3人に加えて新しく原根健太さん。先3人とは2年ほどPTで調整チームを共にしたご縁があり、今回も混ぜて頂くことに。原根さんと練習するのは初めて、追加戦力を求めて日本人リーグプレーヤーに声をかけていく中で快諾頂いた形。
それぞれの人物像は
井川さん…チームのまとめ役。明るい。色んなデッキでめっちゃラダーをする。各デッキ最低10回回す。マイナー、弱そうなカードをよく知っていて、こんな役割、性能のカード無いかなーと思ったら検索するよりも井川さんに聞いた方が時短になる。チューナー。雑務をちょくちょく引き受けてくれて頭が上がらない。デッキの選り好みは特に無い。ラダー中によくぼやいている。
レイさん…陽。明るい。マジックやってなさそうに見えて意外と色んなデッキを回している。手札読みのスキルが異常に高い。MPL発足からの生き残りで、PTは全く勝たないが少人数のリーグ戦の勝率がずば抜けている。デッキを作ったり調整したがらない。エッジという単語をよく使う。たまに酔っぱらって練習に参加している。コントロール嫌い、アグロ好き。
あんちゃん…不屈のストイシズム。痩せたデッキが嫌いで、コントロール、インスタントタイミングの行動が多いデッキ、王者のミッドレンジが好き。嫌いそうなデッキを1ゲームだけ回して二度と使わないのをよく見る。好きそうなデッキを黙々と研ぎ上げていくタイプ。曲がらない。練習中にいいゲームになると滅茶苦茶楽しそうにしている。戦闘狂。青いデッキのプレイスキルが群を抜いている。
原根さん…関所。理論派。曖昧でふんわりとした根拠が薄弱なデッキと構築では通過することが出来ない。デッキだけでなくチーム、練習の問題点をズバズバと見つけ出すドビンバーン。サイドボーディングとゲームのプラン立ての能力が著しく高い。トーナメント結果をこまめにまとめてくれて頭が上がらない。職持ち。薄弱なデッキが嫌いで出現の根本原理が好き。
くまぜみ…ポケモンスナップをまだ買っていない。コントロールが嫌い。
練習方法はUntappedの共有、Discordで集まって人のラダー風景を見たり気になるデッキがあったら既存のデッキとぶつけてみたり。
この時の有力デッキは青白、緑白のCip持ちパーマネント多めのヨーリオン、青黒ローグ、クロクサ単騎デッキ、緑白上陸、ティムール根本原理とか。
どのデッキも際立った強さはなく、ローグ→ヨーリオン→クロクサ→ローグのように相性差がはっきりしたマッチアップが多いイメージ。幾多の禁止改定を経てようやくメタゲームが回っているように感じた。
デッキ提出1週間前のメタゲームの移り変わりは特に慌ただしく、平日行われていたレッドブル予選の勝ち組デッキが文字通り毎日変わっていく有様。新しいデッキを回しては次のデッキに手をかける毎日。一年通して最もスピード感のある一週間だった。
そんなこんなで結局使うことになったのはグルールアドベンチャー。MTGmeleeで参照できる直近最後のトーナメントでグルール、赤単がバカ勝ちしていてテストしてみた結果他の有力候補デッキである青黒ローグと青白ヨーリオンに有利がついたため。ただその時点でのグルールのデッキリストの完成度は低かった(1マナの上陸クリーチャーが入っていて安定性が低かったり、石とぐろ+水晶壊しパッケージが入っていてトップメタのスカイクレイブの亡霊に自分からハマりにいく構成だった)のでラスト二日で皆でまともなリストになるように頑張りました。
調整の流れは原根さんがリストの問題点、疑問点を挙げて井川さんと僕がカードを提案してレイさんとあんちゃんがグルール対ローグ&ヨーリオンでプレイテストしてフィードバックを伝えるという繰り返し。最終的に原根さんの満足いくリストになるまで幾多のカードが削ぎ落されて行く様は爽快だった。赤と緑のカードリストを数え切れないくらい往復して眺めていた。
最終的なデッキからは貧弱でブレのあるクリーチャーが消え、ヨーリオンにはメイン辻斬りからのサイド後PWで多角的に圧し潰すプラン、青黒ローグにはサイド後除去でゲームレンジを伸ばし、クローティスと雄牛で勝ち筋を封じるプランと、明確に意思のあるリストに仕上がったと思う。最後の最後にメイン2枚入れたいカードが無く軟泥や3点火力の追加以外の択が無くなっていたところで、基本土地をぶちこむことを提案したら採用されて嬉しかった。
デッキ提出後の雑談でプーさんのホームランダービーの話を雑に振ってしまい、某二人が深夜テンションで二時間くらい100エーカーの森から出られなくなっていた。自分が降った手前先に寝るわけにもいかずあまりにも下手な井川さんのプレイを死んだ目で見続ける羽目になった。
リーグ戦本番は初日6-0、2日目2-4の8-4の好成績でスタートダッシュを切ることが出来た。同デッキではレイさんが11-1と爆発し他二人含め全員勝ち越してめでたしめでたし。奇怪の具現やマルドゥヨーリオンなど訳の分からない何となく相性の悪そうなデッキとも当たったが、普通に圧殺できてデッキの完成度の差を実感した。コワルスキさんのヨーリオン相手に上手に展開して勝てた記憶があるけど詳細もアーカイブも何一つ残っていません。
リーグ戦のフィールドは青黒ローグとヨーリオンとその他で、青黒に不利かつ有利な相手も少ないヨーリオンが今まで見たことないくらい惨敗していた。グルールの数は予想よりずっと少なく、ライバルズリーグに至っては日本勢3人しか使用していなかった。ぎりぎりまでデッキ選択を遅らせて大会結果を注視していたことが好成績に繋がったように感じた。PVが全てを読み切ったようにクロクサ(ローグにガン有利、他全てに不利)を持ち込んで勝ち越していて格好良かった。
初陣は大勝利、やるじゃん俺達、次回に続く。
『ゼンディカーの夜明け』リーグ・ウィークエンド1 2020.10.26
なんやかんやあってライバルズリーグ総勢48人に潜り込み、一年間リーグプレイヤーとして戦うことになった。1リーグ12試合を7回、年間84試合で勝ち点を貯めていく。最終上位4人がMPLへ昇格、その下16人がMPL上位と入れ替え戦、更にその下16人がMPL下位と入れ替え戦、下位12人はクビ。
基本は入れ替え戦目指してコツコツ頑張っていくイメージ、クビにならないように頑張りましょう。
調整チームは同じくリーグメンバーかつkusemonoの生き残り、井川良彦さん、佐藤レイさん、あんちゃん(高橋優太さん)の3人に加えて新しく原根健太さん。先3人とは2年ほどPTで調整チームを共にしたご縁があり、今回も混ぜて頂くことに。原根さんと練習するのは初めて、追加戦力を求めて日本人リーグプレーヤーに声をかけていく中で快諾頂いた形。
それぞれの人物像は
井川さん…チームのまとめ役。明るい。色んなデッキでめっちゃラダーをする。各デッキ最低10回回す。マイナー、弱そうなカードをよく知っていて、こんな役割、性能のカード無いかなーと思ったら検索するよりも井川さんに聞いた方が時短になる。チューナー。雑務をちょくちょく引き受けてくれて頭が上がらない。デッキの選り好みは特に無い。ラダー中によくぼやいている。
レイさん…陽。明るい。マジックやってなさそうに見えて意外と色んなデッキを回している。手札読みのスキルが異常に高い。MPL発足からの生き残りで、PTは全く勝たないが少人数のリーグ戦の勝率がずば抜けている。デッキを作ったり調整したがらない。エッジという単語をよく使う。たまに酔っぱらって練習に参加している。コントロール嫌い、アグロ好き。
あんちゃん…不屈のストイシズム。痩せたデッキが嫌いで、コントロール、インスタントタイミングの行動が多いデッキ、王者のミッドレンジが好き。嫌いそうなデッキを1ゲームだけ回して二度と使わないのをよく見る。好きそうなデッキを黙々と研ぎ上げていくタイプ。曲がらない。練習中にいいゲームになると滅茶苦茶楽しそうにしている。戦闘狂。青いデッキのプレイスキルが群を抜いている。
原根さん…関所。理論派。曖昧でふんわりとした根拠が薄弱なデッキと構築では通過することが出来ない。デッキだけでなくチーム、練習の問題点をズバズバと見つけ出すドビンバーン。サイドボーディングとゲームのプラン立ての能力が著しく高い。トーナメント結果をこまめにまとめてくれて頭が上がらない。職持ち。薄弱なデッキが嫌いで出現の根本原理が好き。
くまぜみ…ポケモンスナップをまだ買っていない。コントロールが嫌い。
練習方法はUntappedの共有、Discordで集まって人のラダー風景を見たり気になるデッキがあったら既存のデッキとぶつけてみたり。
この時の有力デッキは青白、緑白のCip持ちパーマネント多めのヨーリオン、青黒ローグ、クロクサ単騎デッキ、緑白上陸、ティムール根本原理とか。
どのデッキも際立った強さはなく、ローグ→ヨーリオン→クロクサ→ローグのように相性差がはっきりしたマッチアップが多いイメージ。幾多の禁止改定を経てようやくメタゲームが回っているように感じた。
デッキ提出1週間前のメタゲームの移り変わりは特に慌ただしく、平日行われていたレッドブル予選の勝ち組デッキが文字通り毎日変わっていく有様。新しいデッキを回しては次のデッキに手をかける毎日。一年通して最もスピード感のある一週間だった。
そんなこんなで結局使うことになったのはグルールアドベンチャー。MTGmeleeで参照できる直近最後のトーナメントでグルール、赤単がバカ勝ちしていてテストしてみた結果他の有力候補デッキである青黒ローグと青白ヨーリオンに有利がついたため。ただその時点でのグルールのデッキリストの完成度は低かった(1マナの上陸クリーチャーが入っていて安定性が低かったり、石とぐろ+水晶壊しパッケージが入っていてトップメタのスカイクレイブの亡霊に自分からハマりにいく構成だった)のでラスト二日で皆でまともなリストになるように頑張りました。
調整の流れは原根さんがリストの問題点、疑問点を挙げて井川さんと僕がカードを提案してレイさんとあんちゃんがグルール対ローグ&ヨーリオンでプレイテストしてフィードバックを伝えるという繰り返し。最終的に原根さんの満足いくリストになるまで幾多のカードが削ぎ落されて行く様は爽快だった。赤と緑のカードリストを数え切れないくらい往復して眺めていた。
最終的なデッキからは貧弱でブレのあるクリーチャーが消え、ヨーリオンにはメイン辻斬りからのサイド後PWで多角的に圧し潰すプラン、青黒ローグにはサイド後除去でゲームレンジを伸ばし、クローティスと雄牛で勝ち筋を封じるプランと、明確に意思のあるリストに仕上がったと思う。最後の最後にメイン2枚入れたいカードが無く軟泥や3点火力の追加以外の択が無くなっていたところで、基本土地をぶちこむことを提案したら採用されて嬉しかった。
デッキ提出後の雑談でプーさんのホームランダービーの話を雑に振ってしまい、某二人が深夜テンションで二時間くらい100エーカーの森から出られなくなっていた。自分が降った手前先に寝るわけにもいかずあまりにも下手な井川さんのプレイを死んだ目で見続ける羽目になった。
リーグ戦本番は初日6-0、2日目2-4の8-4の好成績でスタートダッシュを切ることが出来た。同デッキではレイさんが11-1と爆発し他二人含め全員勝ち越してめでたしめでたし。奇怪の具現やマルドゥヨーリオンなど訳の分からない何となく相性の悪そうなデッキとも当たったが、普通に圧殺できてデッキの完成度の差を実感した。コワルスキさんのヨーリオン相手に上手に展開して勝てた記憶があるけど詳細もアーカイブも何一つ残っていません。
リーグ戦のフィールドは青黒ローグとヨーリオンとその他で、青黒に不利かつ有利な相手も少ないヨーリオンが今まで見たことないくらい惨敗していた。グルールの数は予想よりずっと少なく、ライバルズリーグに至っては日本勢3人しか使用していなかった。ぎりぎりまでデッキ選択を遅らせて大会結果を注視していたことが好成績に繋がったように感じた。PVが全てを読み切ったようにクロクサ(ローグにガン有利、他全てに不利)を持ち込んで勝ち越していて格好良かった。
初陣は大勝利、やるじゃん俺達、次回に続く。
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